【解決事例11】遺産を調査したところ、新たに未登記の建物が発見された事案
事案の概要
専門家と相談しながら遺産分割協議を進めていたが、話し合いが進展しないので、遺産分割調停を行うため、弁護士に相談した。
事案の問題点
受任後、改めて弁護士が遺産を正確に調査した。
解決のポイント
遺産を調査したところ、新たに未登記の建物が発見された。
前任者は、不動産登記だけを見て遺産目録を作成したと思われるが、現地調査を実施することで未登記建物の存在が明らかになった。
また、固定資産課税台帳(名寄帳)に載っていない土地が、新たに発見された。
前任者は、固定資産課税台帳の記載だけを見て遺産目録を作成したと思われるが、新たに発見された土地は固定資産税の課せられていない通路であり、土地の形状及び公道との位置関係を精査することで、見落としを防ぐことが出来た。
相続については、不動産についての基礎的な知識と、地道な調査が不可欠となります。信頼出来る専門家に相談する必要があります。